旅行業務取扱管理者試験の難易度は厳しくない? 

旅行業務取扱管理者試験に落ちた人たちは、難易度が高くて太刀打ちできなかったような感想をしばしば漏らしていますが、さてそれは真相を突いた発言なのでしょうか?

実際の話、旅行業務取扱管理者試験の難易度は、勝機がないものではまったくありませんし、方法論を見誤らなければ失敗の道をたどることもないはずなのです。

旅行業務取扱管理者試験の難易度について希望を持てるようになるには、数字で説明したほうがよいでしょう。ここで、合格率の変遷を取り出すことにします。

国内旅行業務取扱管理者の難易度・合格率

年度 受験者数 合格者数 合格率
平成22年 16287人 5342人 32.8%
平成23年 14998人 5377人 35。9%
平成24年 15042人 5534人 36.8%
平成25年 15241人 4702人 30.9%
平成26年 14498人 4249人 29.3%
平成27年 15033人 4408人 29.3%
平成28年 15352人 5081人 33.1%
平成29年 14938人 5768人 38.6%
平成30年 14327人 5674人 39.6%

総合旅行業務取扱管理者の難易度・合格率

年度 受験者数 合格者数 合格率
平成22年 13351人 4956人 37.1%
平成23年 11833人 2956人 25.0%
平成24年 11534人 3517人 30.5%
平成25年 10832人 2781人 25.7%
平成26年 10521人 3004人 28.6%
平成27年 10063人 2296人 22.8%
平成28年 10517人 2750人 26.1%
平成29年 9950人 2324人 23.4%
平成30年 9396人 2549人 27.1%

旅行業務取扱管理者試験の難易度は、やはり「国内」のほうが「総合」よりも若干楽だと感じられるのではないでしょうか。

旅行業務取扱管理者の試験は、「国内」も「総合」も共通して難易度はそれほど厳しいものではないといえます(以前は、もっと合格率が厳しい時代もありましたが。特に「総合」のほうは、試験制度が変わる前は難易度がもっと低調でしたが)。

旅行業界にはあまり試験の種類がありませんから比較もしづらいですが、資格試験全体の中では、旅行業務取扱管理者試験の難易度は実はわりと甘いほうです。
もうひとつ付け足すと、「3人に1人~4人に1人くらいの割合で合格者が出る試験は、「就職を有利にしてくれるような価値がある資格試験」の中ではあまりないのです。
ここで、違った見方も取り入れてみましょう。「国内」も「総合」も、合格率が大幅に変わることはありませんが、どうしてでしょうか?
これは、試験制度を主管する組織、ひいては国の意向も働いていますね。
旅行事業を営む場合に不可欠な資格である以上、合格者が増えても減っても、支障が発生しかねないですから、合格者の人数はなるべく調節すべきなのです。

それでも10%以上一気に変わることがあっても不思議ではありません。
資格によっては、試験の合格者が毎年1~2%しか変わらないものもありますが、それと比べたら旅行業務取扱管理者の試験の難易度は上下しています。
これは、合格者を主管側が完全に好きなように決められるわけではないことも大きいでしょう、「得点順に、~番目の受験者まで合格」といった決め方はできない理由があるのです。

結論としては、旅行業務取扱管理者の試験は、難易度は高いわけではありません、ただ合格率が少し大幅に上がったり下がったりすることはありますから、厳しくなったときでも合格できる方法論を実行したいものです。
これは大事なことですが、よくのみ込めたら残りのページを読んでほしいと思います。