旅行業務取扱管理者の試験問題の特徴や解き方とは?

旅行業務取扱管理者試験では、相当専門的な問題を出されます。
これは、実際に現場で役立つ知識を身につけるという意味でもあるのですが、結果として「旅行好きな人であっても最初うまくなじめない」なんてことがザラに起こります。
これは、「旅行業務取扱管理者試験を受けるなら、不慣れな科目・問題にもうまく適応することが必要」なことを意味しています。

旅行業務取扱管理者の試験の各科目について前ページで紹介したばかりですが、どんな問題が出るのか、どうそれに取り組んだらいいのか、その概要を説明しましょう。

旅行業法およびこれにもとづく命令

「旅行業法」とそれに付随する形で存在する「旅行業法施行令」や「旅行業法施行規則」が試験問題の中心となります。試験によく出る範囲はいつもパターンが決まっているのですが、毎年少しずつ、これまでになかった範囲からの出題はありますし、毎年のようにどこかが改正されますから、改正内容を正確に理解しないと問題が解けません

旅行業法周辺の問題については、条文を繰り返し読む作業がつらいという意見がよくあります。
しかし、いったん理解できれば、一気にその周りの部分も理解ができることが多いですから、論理的に理解することが大切です。
試験によく出る範囲全域に関して、詳細な理解が要求されます。

旅行業約款、運送約款および宿泊約款

法律とは少し違うものの、旅行という、顧客の安全を預かる重大な責任があるサービスですから、顧客と業者(旅行業者以外に、宿泊業者や運送業者等も入ります)との間の契約条件を明記するのが、これらの約款の役割です。

合格ラインを超えるためには(旅行業法と同様に)正確な理解と暗記が必要です。
ここも少しずつ違う範囲からの出題や趣向を変えた出題が毎年ありますが、過去の試験範囲が参考になることも多く見られます。

国内旅行実務

国内を移動するにあたっての知識が問われる範囲です。交通機関や宿泊施設を利用するときの費用に関する部分と、国内の地理に関する部分(国内観光地理)に二分できます。
旅行業務取扱管理者試験の問題としては興味を持ちやすい反面、内容が膨大で勉強量が増えやすいという面もあります。

特に運賃や料金の計算に関する問題が多いですから、それぞれの計算方法の特徴をよく使い分けられるようになりたいところです。国内観光地理は、景勝地等を中心にして、各地の地理や文化等を、覚えられるところからどんどん吸収していく必要があります。

海外旅行実務(総合旅行業務取扱管理者試験のみの問題です)

国内と同様に、運賃を計算するための知識や観光名所の知識を問う問題のほかに、語学の問題と出入国の手続きや法律に関する問題があるのが大きな壁となっています。
このほか、海外を回るときの常識的な知識(「旅行業務実務」といった呼び方をされます)も出題されます。

他の旅行業務取扱管理者試験の科目と比べて特に問題の幅が広いため、ここは時間をかけて個別にマスターしていく必要があります。
海外旅行の資料等を普段からよく目を通すようにするといった、地道な努力も大切になってくるでしょう。

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