旅行業務取扱管理者試験の、ユニークな科目構造とは

旅行業務取扱管理者試験は、ほかにあまり比べるものがない試験で、その試験科目も相当ユニークなことになっています。旅行業務取扱管理者試験の科目を、「国内」と「総合」とで対比させつつその独自性を確認してみましょう。

国内旅行業務取扱管理者試験の科目

1 旅行業法およびこれにもとづく命令
2 旅行業約款、運送約款および宿泊約款
3 国内旅行実務
イ 運送機関および宿泊施設の利用料その他の旅行業務に関連する料金
ロ 旅行業務お取り扱いに関する実務処理の能力

総合旅行業務取扱管理者試験の科目

1 旅行業法およびこれにもとづく命令
2 旅行業約款、運送約款および宿泊約款
3 国内旅行実務
イ 国内の運送機関および宿泊施設の利用料金、
その他の国内旅行を取り扱う旅行業務に関連する料金
ロ その他国内の旅行業務に関する実務処理の能力
4 海外旅行実務
イ 海外の運送機関の料金、その他の海外の旅行業務
ロ 旅券の申請手続き、通関手続き、検疫手続き、為替管理その他の
海外の旅行業務に必要な法令
ハ 国内および主要国における出入国に必要な手続きに関する実務処理の能力
ニ 主要国の観光
ホ 海外の旅行業務に必要な語学に関する能力
へ その他海外の旅行業務に関する実務処理能力

「国内旅行業務取扱管理者」と「総合旅行業務取扱管理者」とで、やはり試験科目に重複部分が広いことがすぐにわかりますね
(「総合」に海外向けの科目があることも一目瞭然でしょう)。

もうひとつはっきりしているのは、試験科目がかなり複雑に分けられていることですが、試験問題の数も少なめだとはいえません。
しかし試験時間はかなり短く、実際に受けるとあっという間に終わってしまいます。
つまり、旅行業務取扱管理者試験は、てきぱきと出題された問題を解いていけるようにならないと、合格は見えてきません。
試験問題は全部マークシートの選択方式ですから、論述問題等がある資格試験よりはだいぶ楽ですが、それでも試験科目の中身の濃さに目を向けると、あまり楽だとはいっていられなくなってきます。

ここで初心者にのみ込んでほしいことは、「旅行業務取扱管理者の試験は、独特な科目が多く、専門性の高い勉強を能率よく進めていくことがカギとなる」点でしょう
(理解してから残りのページを読んでください)。

※ちなみに、料金関係の科目・問題が旅行業務取扱管理者試験には多いことも
ひと目でわかりますが、解答をするときは実は計算を何回も繰り返さないといけません。
ところで「電卓の持ち込み」は認められていません。
正確な計算をする演習もやっておかないといけない、というわけですね。

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